【不動産 売却】知っておきたい不動産売却の査定相場は築年数で左右される!例外も紹介

不動産を売却するとき売値は売り主が自由につけても良いのですが、専門家でない限りどのくらいの値段が妥当かわからないので、不動産業者に査定を依頼するのが一般的です。

年数が経っている家でも高級な木材を使っていたり良いデザインの家なので、高い価値が付くはずだと確信しながら査定を依頼したら意外に査定額が低かったという経験を持つ方も少なくないでしょう。

実は、建物の評価は年数によって決まるといっても過言ではないくらい築年数の重要性は高いのです。そこで、不動産売却において築年数の重要性について解説します。

築年数と査定額の関係性について

不動産を購入しようとする人にとって、築年数は重要なポイントです。新しくてきれいなものを望むのはほとんどの人に共通していることで、住宅もできるだけ新しいものが欲しくなるものです。

売却をするほうは自分が住んでいた家なので年数が経っていてもできるだけ価値を高い査定を希望しても、買い手がつくことを考慮すれば年数が経った家は査定額も低くなります。

それは見た目だけではありません。木造戸建ての場合耐用年数が22年とされているのでそれ以上経過した家は、住むことはできても建物自体や設備が劣化してきていることに間違いはないのです。そのため、木造戸建ての場合は25年を過ぎると価値はほぼゼロになります。

一方マンションの耐用年数は47年といわれているので、25年以上経過していてもまだ安全安心に住むことができ、査定額もゼロではなく購入価格の半額以下程度で価値の下がり方も戸建てと比較すれば緩やかです。

このように戸建てにしてもマンションにしても築年数と査定額には関連性があり、年数が経過するほど査定額が下がります。

ただし、耐用年数以上経過していても建物の寿命を延ばすためにリフォームやリノベーションがされている場合は加味されることが期待できます。

築年数と査定額の例外はどんな場合?

戸建ての場合でも、リフォームやリノベーションをして耐用年数を延ばして見た目もきれいな場合は査定額がアップする可能性がありますが、それとは別にマンションの場合は築年数と査定額の例外が見られることがあります。

一般的に的にマンションも築年数と査定額に関連性があり、年数が経過するほど価値は下がるため築年数の重要性は高いのですが、いくら年数が経過しても価値が下がらないという物件もあるのです。

それは、利便性が良く人気が高いエリアにあるマンションです。都心部などで立地条件が良く住みたい人の需要が高く入居者が絶えることがないようなエリアにあるマンションは、築年数が経過してても価値が下がりにくいのです。

そのエリアの人気が高まるにつれ、どんどん価値が上がっていく可能性もあります。マンションは戸建てと比較しても、利便性の良いところにある場合が多いので、戸建てよりも価値が上がるところが多いということです。

外観がきれいなデザイナーズマンションも、人気があれば価値が下がらない場合もあります。また戸建てでも、土地の価格が上がっているエリアの場合は、建物の価値がなくなっても査定額全体としては下落せずに上がることもあるのです。

築年数は査定額を左右する重要なポイント

都心のマンションなどで築年数と査定額の例外はあるものの、一般的には築年数というのは査定額を大きく左右します。耐用年数を超えると価値がゼロになるのですが、その耐用年数は木造戸建てよりもマンションの方が2倍ぐらい長いので、マンションの方が査定額の下がり方が緩やかです。